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ワキガ・多汗症セルフチェック!〜汗の悩みを抱える方へ

2017.08.24
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ワキガ・多汗症の悩み

ワキガとは、ワキの下や陰部などから特有の臭いを発する症状をさし、また多汗症は体温調節に必要な量を超えて異常に発汗する症状をさします。汗や臭いの問題はデリケートな問題だけに、悩まれている方は多くいらっしゃるかと思います。   人は一定の臭いを嗅ぎ続けるとその臭いに慣れてしまうという特徴をもつため、自分自身のニオイや家族の臭いには気が付きにくくなります。   そのため、学校や社会に出てから周囲の人々の反応によって自分がワキガかもしれないということに思い当たり、それによって精神的なダメージを受けてしまうことも少なくありません。   汗や体臭などの生理現象は、多かれ少なかれ誰にでもあるもので、そのときどきの体調や食生活などによっても変化するものです。しかしながら自分や大切な家族がワキガや多汗症で悩んでいたら、なんとかして改善したいと思うことでしょう。   本記事では、ワキガ・多汗症の症状や匂いについて詳しく説明し、ワキガかもしれないと悩んでいる方、ワキガ・多汗症を治療したいと考えている方の参考になればと思います。  

ワキガ・多汗症とは?

ワキガ・・・ワキガ」は別名「腋臭症(えきしゅうしょう)」とも呼ばれます。   ワキの下には「エクリン汗腺」と「アポクリン腺」と呼ばれる2種類の分泌腺があります。   そのうち特に、「アポクリン腺」から分泌される汗に含まれる脂肪やタンパク質などの老廃物が、ワキの皮膚や毛に潜む細菌(常在菌)によって分解され、臭いが発生し、この臭いの強い人がワキガと呼ばれます。ワキガの発症には遺伝的要素が強く、親族にワキガの人がいる場合、遺伝によってワキガを発症する場合もあります。「ワキガがうつった」などという人もいますが、ワキガは遺伝的な要素が強くうつるものではありません。     多汗症・・・ワキの皮下にある汗腺のうち、「エクリン汗腺」から分泌される汗が必要以上に多くなる症状を多汗症と呼びます。   体質や精神的なストレス、食生活やホルモンバランスの乱れ、その他の疾病などにより、交感神経が正常に働かなくなることで多汗症の症状があらわれます。ワキの下、手のひら、足の裏など、多汗の症状が強くあらわれる箇所は人によって異なります。  

ワキガ・多汗症の症状

「エクリン汗腺」は全身に分布し、暑いときや運動後、辛いものを食べたときなどに、体内の熱を放出して体温調整を行うために汗を分泌します。また、緊張による汗なども、この「エクリン汗腺」から分泌されます。   このような汗は、通常、無色透明・無臭でさらっとしているのが特徴です。しかし、不衛生な状態で汗を放置したり、ストレスや疲労などによって汗に疲労物質や老廃物がまざると、臭いの原因となることもあります。   一方の「アポクリン汗腺」は、ワキのほか、乳輪付近、おへそ周り、陰部、耳の中など、体毛の多い場所に分布します。   異性を惹きつけるための性ホルモン、いわゆるフェロモンとは、アポクリン汗腺から分泌される汗で、色味を帯び、やや粘り気があります。脂肪やタンパク質、老廃物、鉄分などを含み、これらが皮膚表面や腋毛内に常在する細菌などによって分解されることで独特のワキガ臭を発します。  

臭いの特徴

ワキガ特有の臭いは、「玉ネギ、ネギのツンとした臭い」、「チーズのような発酵した臭い」、「鉛筆の芯のような臭い」、「香辛料のクミンの臭い」、「古びた洗濯ばさみの臭い」などと例えられることが多いです。 一方で、単純に汗臭い時やその他の体臭に対して感じる臭いとしては、酸っぱい臭い、アンモニア臭、便の匂い、加齢臭、獣臭、魚の臭いなどと言い表されたりします。  

ワキガ・多汗症セルフチェック

☑  ワキの臭いが気になる ☑  他人に臭いを指摘されたことがある ☑  季節を問わずワキの汗が多い ☑  腋毛(ワキ毛)が太い、または濃い ☑  腋毛(ワキ毛)の生える範囲が広い ☑  耳垢が湿っている ☑  洋服に黄色い汗ジミができる ☑  家族を含む親族にワキガ・多汗症の人がいる   自分がワキガであるかどうかを知る方法として、上記の項目に多く該当する場合、ワキガである恐れが高いと考えられます。   ☑  緊張すると手のひらやワキに汗をかく ☑  季節を問わず大量の汗をかく ☑  ストレスや緊張に弱い ☑  紙やモノに触れると濡れたり汗がついたりする ☑  脂っこい食べ物を好む ☑  飲酒・喫煙をする   一方、上記6項目に関して該当数が3を超える場合、多汗症である恐れがあります。   ただし、これはワキガ・多汗症の方に多い特徴を示したチェク項目であって、該当数が多いと必ずワキガ・多汗症であるというものではありません。   体臭や耳垢の状態などは、体調や食生活などによって変化するものです。   「ワキの臭いがする=ワキガ」ということではないため、気になる場合は一人で悩まず、ワキガ・多汗症治療を行っているクリニックを受診し、臭いチェックを受けてみましょう。  

ワキガ・多汗症による精神的ストレス

周囲の人々の反応が気になる、臭いが気になって人とのコミュニケーションに積極的になれないなど、ワキガ・多汗症は大きなコンプレックスとなり得ます。   元々ワキガの臭いは動物が異性を惹き付けるためのフェロモンを発散する汗の臭いであると考えられています。よって、欧米人にはこの臭いを好む人もいるくらいです。欧米人は東洋人より体臭が強いため、香水の文化が発達したといわれますが、欧米と比較し、東洋人はもともと体臭が少ないため、日本人は欧米人よりも体臭を気にする傾向が強くあります。   自分がワキガなのではないか、体臭がきついのではないかと気にするあまり、他人には臭わない臭いを感じる「自臭症」という症状を訴える方もいらっしゃるくらい、臭いの問題はデリケートで精神的ストレスになりやすいのです。   また、アポクリン腺が成長し始めるのは第二次性徴が認められる頃であるため、ワキガを発症する時期は思春期に多くなります。そのため、なかなか人に相談できず、周囲の反応が気になり、精神的な負担を伴う結果になることも少なくありません。  

ワキガ・多汗症は治療できる

自分のことであればもちろん、大切な家族や友人がワキガや多汗症の悩みを抱えていたらなんとか解決したいと思うでしょう。   制汗剤を使用したり、汗のケアをまめに行ったり、消臭成分の含まれた衣類を着用するなどして、ワキガや多汗症による汗の臭いをできるだけ抑えるようにすることはある程度可能です。しかし、常に自分が臭っていないかが気になり、過敏になりすぎるあまり、それが精神的負担となり、人付き合いにストレスを感じるようになってしまいます。   しかし、ワキガ・多汗症は適切な治療によって解消できます。ワキガの原因となる汗を分泌するアポクリン汗腺を取り除くことによりほぼ永久的に治療できます。治療法は手術、比較的低侵襲なレーザー治療、制汗作用のあるボトックス注射など様々な選択肢があります。   ワキガの程度には軽度のものから、近くに寄らなくても臭いを感じる重度のものまであり、症状によって、あるいはそれぞれの希望やライフスタイルによっても治療法は様々です。   1人で悩まず、気になったらまず治療可能なクリニックへご相談下さい。