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UVケアで差がつく!美肌の分かれ道!SPFとPAの違いって?

2018.08.1

UVケアで差がつく!美肌の分かれ道!SPFとPAの違いって?

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はじめに

日焼け止めが店頭にたくさん並ぶ季節になると、「夏だなぁ」と思う人は多いことでしょう。しかし、日焼け対策は年中必須です。日差しの強い夏だけでなく、年間通してのUVケアがお肌の状態を左右すると言っても過言ではありません。

具体的なUVケアはさまざまですが、一番初めに出来ることが日焼け対策。しっかりとお肌を守ってくれる日焼け止めを選びたいですね。

日焼け止め

皆さんは日焼け止めを選ぶ際、何を基準にしていますか?

このコラムでは、知っているようで知らない人が多い「SPF」と「PA」について、また紫外線がどうしてお肌のダメージになるのかを分かりやすくお伝いたします。自分に最適な日焼け止め選びの参考にしてください。

  

1.SPF・PAの前に・・・

いつも目にする日焼け止めの単語をご説明するその前に、まずは紫外線の種類を知っておきましょう。紫外線は種類によってお肌に与えるダメージが異なります。SPFやPAは、それぞれ対応している紫外線の種類が違うのです。

紫外線の種類

  

紫外線の種類

紫外線とは、太陽の光に含まれているごく一部の波長の光のことです。太陽光は、熱を感じる「赤外線」、目に見える「可視光線」などが大半を占めており、紫外線は全太陽光の中でも約5%にすぎません。その5%でも私たちのお肌に深刻なダメージを与えるのですから、いかに強烈な作用を持っているのかが分かりますね。

紫外線は光の波長によって、さらにA波・B波・C波の3つに細かく分けられます。

  

A波はシワ、たるみの原因に

紫外線の中で最も害が少ないとされているのがA波です。害が少ないというのはあくまで3つの中で比べた場合で、実は日焼け対策の大半はこのA波のために行われています。A波は一年を通して地表に届き、ガラスや雲も突き抜けて室内に侵入する特徴を持っています。室内だからと油断している人は要注意でしょう。

紫外線A波

A波の波長は肌の奥深く、真皮にまで到達します。このため、お肌の弾力の元となるコラーゲンやエラスチン繊維を切断し、シワやたるみの原因になってしまうのです。こういった作用は「光老化」といわれ、害は弱いとされながらも肌に与えるダメージは深刻なものです。また、A波に反応した皮膚はメラニン色素を作り出して防御するため、肌が黒く日焼けする原因にもなります。

  

B波は炎症の原因に

B波は以前ならオゾン層に吸収されてほとんど地表に届かなかったのですが、近年では地表に届くといわれています。特に真夏の強い日差し、晴天時は要注意の紫外線です。

紫外線B波

B波の害はA波と比べて約100~1000倍にも上るとされ、皮膚表面へ直接ダメージを与えます。乾燥によるシミやシワを引き起こし、肌が繊細な人なら炎症を起こして真っ赤になったり、水ぶくれができることもあります。

B波はこういった炎症だけでなく、免疫低下の原因ともいわれています。このため、B波を頻繁に浴びた場合は、皮膚がんや白内障のリスクが上がります。

  

C波の影響力は未知数

C波は紫外線の中でも最も強力な害がある強い波長の光ですが、幸いなことにオゾン層に阻まれ、地表にはほとんど影響がありません。しかし、昨今の環境事情では、C波が地表に届く可能性も捨てきれません。

B波以上に皮膚がんのリスクを高めると言われていますが、その害は未知数です。医療現場では人工的に作られたC波が紫外線殺菌ランプとして使われており、その殺菌力と影響力は非常に強いものなのです。

  

2.日焼け止め選びの基本の「き」

紫外線の種類について分かったところで、日焼け止め選びの基本に話を戻しましょう。わたしたちは前述どおり主にA波とB波を警戒すればいいわけです。

日焼け止め選びの基本の「き」

  

SPFとPAの違い

日焼け止めに必ず表示されているSPFとPAですが、この数値が高いほど日焼け止め効果が高いと思っていませんか?

実はこの数値は、効果の差を表しているわけではないのです。これらが示しているのは日焼けが始まるまでの時間をどれだけ遅らせることができるか、その効果の持続時間です。

SPFとPAの違い

SPFは紫外線B波を、PAは紫外線A波を防いでくれる役目があります。

  

SPFとは

SPFが防いでくれるのは、強力なB波です。人は日焼け止めを何も塗っていなければ、10~20分で日焼けが始まりますが、SPFが高ければ高いほど、肌の炎症が始まる時間を遅らせることができます。

SPFとは

SPF1で約20分の効果があり、SPF25で約8時間、SPF50なら約16時間、日焼けが始まるのを抑えてくれます。ただし、汗や皮脂で日焼け止めが落ちてしまったり、日差しの強さなどが影響すると、計算通りの時間ずっと持続するわけではありません。

  

PAとは

季節を問わず一年中降り注ぐA波をカットするための値です。SPFとは異なり、+の表記で統一されており、4段階になっています。+ひとつで「効果がある」、++で「かなり効果がある」、+++で「非常に効果がある」、++++で「きわめて効果がある」という評価基準になっております。SPF同様、日焼け止めが擦れて肌から落ちてしまうと効果が得られません。

  

3.勘違いに注意!SPFとPAはどう使い分けたらいいの?

それぞれが防いでくれる紫外線の特徴を理解して使い分けましょう。A波は一年を通して降り注ぎ、冬でも真夏の半分程度は地表に届いています。このため、A波を防ぐPA値は夏以外でも意識する必要があります。

B波は冬になると真夏の約20%まで減少します。SPFの高い日焼け止めは、特に4~9月に使うのが効果的です。また、SPFの値は効果の持続時間に直結しますから、屋外に居る時間が長い人は値の高いものを選んで下さい。

SPFとPAの使い分け

SPFもPAも高ければいいというものではなく、日焼け止めは紫外線吸収剤などが含まれていることが多く、お肌への負担も掛かります。一般的に、買い物やゴミ出し、散歩くらいならSPF10~20、PA+程度のもの、通勤が長い人や屋外レジャー、軽いスポーツなどにはSPF20~30、PA+~++が最適と言われています。日焼け止めとして最強の効果を誇るSPF40~50、PA++++のものは、炎天下のレジャーや海や山に行くときに使いましょう。

洗顔

最近ではSPFとPAが高値のものが増え、さらにウォータープルーフ効果のものが人気です。日焼け止めは摩擦に弱く、汗や皮脂と擦ると落ちやすいため、ウォータープルーフ処方はかなり落ちにくくなっています。通常の石けんで落とせるのかどうかは必ず確認しておきましょう。

  

まとめ

SPFとPAの違いはおわかりいただけたでしょうか。太陽光のうちたった5%の紫外線で、お肌は深刻なダメージを受けてしまいます。真夏だけではなく、一年中ぬかりなくUVケアすることが、美肌への第一歩。面倒くさがってUVケアを怠ると、冬でもシミそばかす、最悪の場合はたるみなどの光老化が起きてしまいます。しっかりとケアして美肌を目指して下さい。

UVケア

また、ご自分の環境に合わせた値の日焼け止めを選ぶことも重要です。むやみにSPFとPAが高値のものを選ぶと、肌への負担が大きくなります。特にウォータープルーフは落ちにくいので、帰宅後にお風呂に入ったら、化粧落としと同じ手順で体にもクレンジングを施す必要があります。「石けんで落とせる」という表示のものでも、日焼け止めを塗った後はいつもより優しく丁寧に洗うようにして、体に紫外線吸収剤を残さないように気をつけましょう。

クレンジング

最近では日焼け止め専用のクレンジングやりムーバーも販売されていますので、海や山のレジャーで強力な日焼け止めを使った場合は、専用のものでクレンジングするのがおすすめです。

UVケアと同時に、日焼け止めを使った後のクレンジングや保湿ケアは欠かさず行うようにして下さいね。