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【医師が解説】老けの原因!頑固な表情ジワの改善方法

2018.01.6

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はじめに

お顔の状態は日々変化するもの。たるみやむくみへのアプローチはよく聞く話ですが、やはり年々気になってくるものに「シワ」があります。特に厄介なのが、毎日繰り返しお顔の筋肉を同じように動かすことでクセ付けされてしまった「表情ジワ」です。表情ジワは素敵に年齢を重ねた証として、その人に魅力を与えてくれる場合もあります。しかし、プラスの表情ジワだけではないことも事実なのです。

表情が豊かな人ほど出てしまう!

人の顔の筋肉は、その人の感情を表して実に繊細な動きをしています。嬉しい・悲しいといった感情の他、苦しい・痛いといった感覚でも動きます。表情ジワとは、このような人の心の情動に伴って動いた筋肉が顔の皮膚に作るシワのことです。通常その時行った表情を止めれば、皮膚のシワも無くなります。しかし毎日繰り返し同じ表情をすることでクセがついたり、皮膚の弾力が失われてハリが無くなると、シワが戻りにくくなってしまうのです。とびきりの笑顔や大げさな驚きなど、表情が豊かな人はそれが魅力の一つなのですが、その分表情ジワも出来やすいのです。

こんな所が危険!表情ジワが出来やすい場所

  代表的な表情ジワに「笑いジワ」があります。目元の皮膚は非常に薄く繊細なため、毎日同じ場所にシワが寄るとクセ付けされてしまうのです。笑いジワは悪い物ではないのですが、目の下や目尻に鳥の足跡のような笑いジワがあるとどうしても気になりますよね。また、怒った時に出来る「眉間のシワ」も多くの方が悩まれているシワです。怒っていなくても常に眉間にシワが刻まれていては印象がよくありません。この他、額に横に入ったシワや鼻の根元、口元が表情ジワの出来やすいところでしょう。その表情をしていなくても常に消えなくなった表情ジワは、顔全体を老けて見せるので要注意です。  

一体どうやって治せるの?

表情ジワは既に出来てしまって常に顔に出ているものと、その表情を作った時に強調されるものとがあります。表情を作らなくても刻まれているシワは手ごわい相手です。  

自力で出来る改善方法はある?

今出来ている表情ジワをこれ以上深くしないよう注意することは可能でしょう。眉間にシワを寄せないよう気をつける、大口を開けて笑わない、頬杖をつかない、うつ伏せで寝ない…等です。しかし、表情筋の動きは無意識です。長年動かしてきた筋肉に四六時中気を遣うのは至難の業ですね。 化粧品でも限界があります。肌のハリ、いわゆる形状記憶力は表皮の下にある真皮に存在するコラーゲンとエラスチンによって保たれています。20代がピークで減少する一方のこれらを化粧品だけで留めるのは難しいでしょう。日焼け対策、睡眠の確保などの生活の見直しも必要です。  

おすすめはやはりクリニックでのケア!

すっかり定着している表情ジワ。必死に自分でケアしても今以上の悪化を止めるので精一杯です。明らかな改善を望むなら、やはり美容クリニックでのケアが一番でしょう。表情ジワに対するクリニックのお手入れはスキンケアの延長線上です。手軽に試せて確実に効果を出せるクリニックのケアなら、老け顔の原因である表情ジワを改善することが出来るでしょう。  

表情ジワの救世主!ボトックス注射

表情ジワは、その表情をすると途端に深くクッキリ見えます。そんな筋肉の動きを弱める働きをするボトックス注射は、表情ジワに効果てきめんです。  

ボトックスって何?メリットは?

ボトックスとは、ボツリヌス菌製剤を使用したアラガン社製の商品名です。これはタンパク質の一種で、脳卒中の後遺症治療にも使われるほど世界的に安全性を認められています。このボトックスを注射すると、表情筋が抑えられて筋肉の動きを弱めるため、シワの原因である動きをしなくなるのです。注入量と打つ場所の細かな調整で、完全にシワが出なくなるようにすることも、少しシワが出来る程度の自然さにすることも可能です。また、今までシワの原因になっていた動きがなくなることで、将来のシワも予防出来ます。 ボトックス・ニューロノックス

効かないシワもある!デメリット

ボトックスは表情ジワに絶大な効果がありますが、加齢によるほうれい線や首のシワのように表情とは関係ない固定ジワには効果がありません。また、注入量が多いと不必要に表情を抑えてしまい、まぶたが重く感じたりひきつったようなこわばりを感じることもあります。注入する医師に確かな技術や経験があれば問題はありません。打ってから約2週間で安定し、3~4か月は効果が持続します。永久に持続するわけではありません。ただし筋肉がシワを作る動きをしない期間が長いため、効果が無くなっても以前ほどシワの程度が強くならないことも多く、ボトックス注射を繰り返すことで改善効果も上がっていきます。  

ボトックスの種類や特徴

「ボトックス」とは本来米国アラガン社製の商品名で、世界で一番使われており、日本の厚生労働省で唯一認可を得ている製材です。臨床データが豊富で安全性も高く、注射の痛みが少ないのも特徴です。韓国、中国、ドイツなど様々な国で同様の製材が開発されていますが、安全性・効果の持続・値段にそれぞれバラつきがあります。世界的なシェアが高く信頼できる国の認可がおりているボトックスを選ぶと間違いないでしょう。 例えば、「ニューロノックス」は韓国の食品医薬品安全庁(KFAD)で認可されており、その安全性は高いと言われております。  

表情を戻しても消えない… 頑固な表情シワにはヒアルロン酸!

周囲の皮膚のたるみが複合していたり、クッキリした溝になってしまった表情ジワは、肌の内側からハリを戻してふっくらさせるヒアルロン酸注入が適しています。クリニックによってはお顔を総合的に捉え、ボトックス注射とヒアルロン酸注入を組み合わせて全体をバランスよくケアしてくれるコースもあるようです。  

ヒアルロン酸注入のメリット

シワはその部分だけの溝が原因ではなく、周囲の皮膚がハリを失ってたるんでいることでより深く刻まれます。ヒアルロン酸を皮膚の浅い部分に注入すると、表情によるシワが常にクッキリした状態になっていても、中からふっくら持ち上げることで解消することが可能です。特に目の下や頬などは効果的で、ヒアルロン酸の保湿効果で皮膚の水分補給と密度アップが叶うため、弾力の向上が期待出来ます。ヒアルロン酸は安全性が高くアレルギーの心配もありません。短時間で済むので負担も少なく、効果も即効性があります。どうしても元にもどしたい場合はヒアルロン酸の融解成分を注射することで元に戻すことが可能です。   ヒアルロン酸注射

デメリットもある

シワを目立たなくしようと欲張りすぎて皮膚の一部が盛り上がってしまったり、ヒアルロン酸の粒子がシコリとして残る場合があります。これは注入量が多すぎるために起こるトラブルです。まれに、浅いシワにヒアルロン酸を注入したら、その部位が少し白っぽく傷跡のようになって消えないという事例があります。これは、技術不足の医師が皮下の浅すぎる所にヒアルロン酸を注入した結果です。また、ボトックス同様効果は永久的ではありません。徐々に吸収されるので急に効果がなくなるわけではありませんが、内側からのボリュームアップを持続させたい方は定期的な注入が必要となります。また、注射なのでどうしても内出血がおきることがありますが、数日から数週間で内出血自体は綺麗に消えていきます。

種類によって特徴がある

日本の厚生労働省が認可しているヒアルロン酸や、ヨーロッパ各国で認可されている物があります。注入する場所や目的によって種類は使い分けられる場合が多いでしょう。ヒアルロン酸だけでなくお肌に良い各種アミノ酸が配合されているものや、注入後にコラーゲンが生成されるタイプもあります。効果も数か月~1年半ほどと、選んだヒアルロン酸の種類によって持続期間が変わります。   日本の厚生労働省認可のヒアルロン酸 ・ジュビダームビスタ ボリューマXC ・ジュビダームビスタ ウルトラプラス ・ジュビダーム ウルトラXC…etc   ヨーロッパCEマーク認可のヒアルロン酸 ・リバネッセ ・リバネッセウルトラ ・テオシアル キス ・テオシアル ファーストライン…etc  

まとめ

これで表情ジワも怖くない! 表情によってできるシワ、加齢によって出来る固定シワ…あなたの表情ジワはどんなシワですか?安全性の高いボトックスやヒアルロン酸を使うことは当然ですが、あなたに最適な方法と種類を提案できるクリニックを選ぶことが最も大切です。自分のシワに効果的な方法を提案し、注入する場所や注入量を見極められる医師がいれば安心ですね。きちんと相談して自分に合った施術を選択できるようにしましょう。   監修者:恵聖会クリニック 理事長 鬼頭 恵司 監修者:恵聖会クリニック 理事長 鬼頭 恵司